しんぶん赤旗

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2018年4月30日(月)

「米軍機飛ぶな」

沖縄・うるま 市民集会に250人

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(写真)「米軍機飛ぶな」と訴える参加者たち=29日、沖縄県うるま市

 沖縄県うるま市で29日、「米軍機飛行禁止市民集会」(同実行委員会主催)が開かれ、250人が参加しました。集会では冒頭、2年前の4月28日に元米海兵隊員に殺害された女性に黙とうしました。女性は、うるま市在住でした。

 前県議の山内末子さんは「事件は、沖縄が本土から切り離された“屈辱の日”と同じ日に起きた。私たちは毎日が屈辱の日々だ」と発言しました。

 米軍嘉手納基地の米軍機は日常的に、うるま市上空を飛び、普天間基地の米軍機も北部訓練場などを行き来する際に同市を横断します。昨年1月以来、普天間のヘリが2回不時着し、オスプレイが部品を落下させました。

 第3次嘉手納基地爆音差し止め訴訟具志川支部長の兼島兼俊さんは、訴訟団が行っている“爆音日誌”の取り組みを紹介。「4月から飛行をチェックしている。最多で1日60回超。一向に爆音がなくならない」と語りました。

 集会参加者は、全米軍機が居住地上空を飛行しないこと、津堅島(うるま市)周辺にある訓練水域でパラシュート降下訓練を行わないことなどを求める決議を採択しました。

 実行委は、うるま市の島袋俊夫市長や大屋政善市議会議長に集会参加を要請しましたが、いずれからも、参加を見合わせると回答がありました。


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