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日本共産党

2018年4月29日(日)

富山で演説会 市田・井上両氏が訴え

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(写真)党演説会に聞き入る市民ら=27日夜、富山市

 日本共産党富山県委員会は27日、富山市内で市田忠義副委員長と井上哲士参院国対委員長を迎えた党演説会を開きました。「オールとやま県民連合」の土井由三共同代表が来賓あいさつ、JA富山中央会の伊藤孝邦会長がメッセージを寄せました。青山りょうすけ参院選挙区予定候補、ひづめ弘子県議、津本二三男県議予定候補が来年の統一地方選と参院選勝利へ決意表明しました。

 「自民党王国といわれる富山県ですが心配いりません。いまや自民党は内政も外交もボロボロ。最も伸びしろがあるのが富山です」。市田氏が冒頭、こう語ると笑いと拍手に包まれます。南北会談に触れた市田氏は、対話を否定し圧力一辺倒の安倍政権の姿と対比させ、共産党が関係6カ国に朝鮮半島の平和と非核化に向けた提案を示したことを紹介。関係国から「日本にこのような政党が存在し正論を主張しているのは心強い」との声が寄せられたとし、共産党がこのような提案を出せたのは「米国の覇権主義的な側面には批判するが、外交的に解決しようとする側面があれば賛成し、後押しするという、米国を複眼的に見る党綱領があるからだ」と強調しました。

 市田氏は、共産党の党名には未来社会へのロマンや侵略戦争に命がけで反対した思いが込められているとも訴え。祖母に誘われ初めて参加した25歳女性は「党名に抵抗感を持っている人もいるけれど誇りがあることを知りました。みんなに伝えられたらいい」。

 井上氏は、核兵器禁止条約に背を向ける日本政府を批判しながら、被爆者が「唯一の被爆国の政府だ」と言えるような新しい政府を作りたいと訴えました。


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