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2018年4月22日(日)

首相、靖国に真榊

 安倍晋三首相は21日、日本の過去の侵略戦争を“正義の戦争”として肯定・美化する靖国神社(東京・九段北)で始まった春季例大祭に合わせ、祭具の真榊(まさかき)を奉納しました。23日までの期間中、参拝は見送る見通しです。真榊は「内閣総理大臣」の肩書で供えられました。大島理森衆院議長、伊達忠一参院議長、加藤勝信厚生労働相も真榊を奉納しました。

 安倍首相は2012年12月の第2次政権発足から春と秋の例大祭での真榊奉納や終戦記念日での玉串料奉納を毎年続けてきたほか、13年12月には同神社に参拝し、国内外から厳しい批判を受けました。

 靖国神社は、戦争中国民を戦場に動員する役割を担い、現在も、日本の侵略戦争を美化・宣伝する特殊な施設で、同神社への政治家の参拝や奉納は、同神社と同じ政治姿勢を取っていることを示します。


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