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2018年4月13日(金)

米軍が降下訓練強行

パラシュート落下から2日 東京・横田

周辺自治体 中止求めるなか

 東京都羽村市の市立中学校にパラシュートを落下させた事故からわずか2日後の12日、米軍は横田基地(同市など5市1町)で、パラシュート降下訓練を強行しました。周辺自治体が原因究明し再発防止策を講じるまで訓練を中止するよう米軍や日本政府に要請し、住民からも中止を求める声があがる中で訓練を強行しました。

 横田基地の監視活動をつづける羽村市の羽村平和委員会によると、午前9時半ごろ7人が高高度でC130輸送機から横田基地へ降下しました。

 市立羽村第三中学校のテニスコートにパラシュートが落下しているのを生徒が発見したのは、10日午後4時47分ごろ。学校から同市教育委員会への連絡で事故が明らかになりました。

 同日、横田基地で同じ時間帯に米兵8人が降下したのを、羽村平和委員会が確認。在日米軍は、降下中に異常があったため隊員が切り離したパラシュートが、同中学校に落下したことを認めています。

 周辺自治体への事前の情報提供では、訓練は9~13日の5日間でのべ200~250人が降下するとしていました。米軍横田基地広報部は、8~12人が訓練をし、1人あたり10回、延べ120回程度の降下を予定しているとしています。


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