しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月6日(金)

自殺職員メモただす

参院委・大門氏 「森友」めぐり

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(写真)質問する大門実紀史議員=5日、参院財金委

 日本共産党の大門実紀史議員は5日の参院財政金融委員会で、森友学園への国有地売却をめぐる佐川宣寿・前財務省理財局長の答弁や、自殺した近畿財務局職員が残したメモについてただしました。

 大門氏は、佐川氏の答弁と決裁文書の整合性が取れないから改ざんしたと言いながら、改ざんした44カ所のうち41カ所が政治家や安倍首相の妻・昭恵氏絡みだったと4日のNHKクローズアップ現代が報じたことを紹介。「改ざんは政治家や昭恵氏の関与を意識的に隠すことが明らかではないか」とただしました。太田充理財局長は「(回数は)基準によってとりようがいろいろある」と答えました。

 大門氏は、亡くなった職員が、本省理財局から「メールで頻繁に書き換えを指示された」としていたこと、残したメモに佐川氏や財務省幹部の名前があったほか、麻生太郎財務相の答弁に疑問を呈する言葉もあったと指摘。特に麻生財務相の、決裁文書の管理責任者は「近畿財務局の(池田靖)統括国有財産管理官だ」(2月14日)という答弁について、「記録が残っていないと佐川氏に報告したのは本当に池田氏なのか」と追及しました。

 太田理財局長は「メールは調査中」「基本的なルールを答えた」などと答弁。大門氏は「調べます、と言って大阪地検特捜部の捜査が終わるまで報告しないつもりか」と批判し、「12日の集中審議までに全部答えられるようにすべきだ」と求めました。


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