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2018年3月18日(日)

昭恵氏「森友」だんまり

愛知で講演「先の心配しない」

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(写真)報道陣のカメラが向けられ、抗議の声が上がる中、会場を後にする安倍昭恵氏ら一行の車両=17日、愛知県東海市

 財務省による決裁文書の改ざん発覚で、学校法人「森友学園」への国有地格安売却に対する関与が改めて問われている安倍晋三首相の妻の昭恵氏は17日、愛知県東海市で開かれた福祉関係のイベントに出席しました。50人以上の報道陣が詰めかける中、決裁文書から名前が削除されていた昭恵氏は、森友疑惑に一切ふれることはありませんでした。

 疑惑の解明に向け、国会での証人喚問を求める声が強まっている当事者の昭恵氏は、対談で「私も過去を後悔したり、まあ反省することはしますけれど、この先にあることを心配したり、恐れたりするのではなくて、日々やらなければいけない瞬間、瞬間を大切にしたい。そこに命を輝かせたいと思っています」と発言。森友疑惑を念頭に置いての発言とみられるものの、自身の関与などについて直接の言及はありませんでした。

 会場の外には市民ら約40人が集まり、抗議の声をあげましたが、昭恵氏は終了後、車に乗ったまま会場を出て、すぐに走り去りました。

 開場前の正午すぎから「昭恵さん 国会でも話して下さい」と手書きのボードを掲げ、アピールを続けていた女性(67)=名古屋市=は、「国会で真相を明らかにすべきだと、多くの人が思っている今の時期に、こんなところに来て、自分の好きなことだけ話そうという姿勢を、黙ってあいまいにするわけにはいかない」と話していました。

 イベントで昭恵氏は、脊髄性筋萎縮症を抱えて、寝たきりの身ながら会社を起こした佐藤仙務(ひさむ)さん=東海市=と対談しました。


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