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2018年3月2日(金)

沖縄・普天間基地運用停止あと1年

カウントダウン行動 ゲート前

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(写真)日めくりカウントダウンを始めた普天間爆音訴訟団の人たち=1日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地野嵩(のだけ)ゲート前

 「普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団(略称・普天間爆音訴訟団)」は1日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地前で、期限が2019年2月に迫った同基地の5年以内運用停止に向けた「日めくりカウントダウン」と銘打つ抗議行動を始めました。

 運用停止は、辺野古新基地建設の埋め立てを承認した仲井真弘多前知事に安倍政権が約束しました。期限は来年2月18日で、あと354日。同訴訟団は、基地が休みの日を除く毎朝、同基地前で抗議行動を続けてきました。

 普天間爆音訴訟団の島田善次団長は「政府は約束を守らないだろう。米国に何も言えないこの国は属国だ。この1年間、県民が力を結集して、普天間基地を撤去に追い込もう」と訴えました。

 宜野湾市の桃原功市議は「毎日ダンプカーが数十台出入りし、建物補修や貯水池も新たに造る。返還が決まったのになぜなのか。安倍晋三首相は『できることはなんでもする』と言った。一日も早く普天間を停止させよ」と訴えました。

 政府は13~17年度までに、思いやり予算約56億円を投じて普天間基地の調整池の整備を進め、米軍は運用停止期限を越えて19施設の補修を計画しています。


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