しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

2018年2月25日(日)

参院選へ候補者一本化

社民党大会 5野党党首が足並み

志位委員長あいさつ

写真

(写真)社民党大会で手をつなぎがんばろうをする(前列左から)小沢(自由)、志位(共産)、吉田(社民)、枝野(立民)、大塚(民進)の各党首=24日、東京都千代田区

 社民党は24日、第16回定期全国大会を東京都内で開きました。25日まで開かれ、退任の意向を表明している吉田忠智党首に代わり、又市征治幹事長が新党首に選出されます。来賓として、日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、民進党の大塚耕平代表、自由党の小沢一郎共同代表や「市民連合」の代表がそろって来年の参院選に向けて野党共闘を強化する意気込みを語り、最後に、5野党党首らが壇上で手をつなぎ団結の声をあげました。

 吉田党首は、来年の参院選に向けて、「野党共闘の再構築、参院選での最大限の一本化を実現しないといけない。一致結束して安倍政権を終わらせよう」と呼びかけました。

 日本共産党の志位委員長が同党大会に出席・あいさつするのは、2016年の第15回定期全国大会に続き2回目。

 志位氏はあいさつで、2年前に初めて社民党大会に出席したのに続き、昨年の日本共産党第27回党大会には吉田党首が初めて出席した経緯を語りながら、この間の参院選や衆院選などで社民党との協力が進んだとし、「連帯と協力の関係がこの大会を契機にさらに大きく発展することを心から願っています」と表明しました。

 志位氏は、「この2年間、市民と野党の共闘が、困難と曲折を乗り越えて一歩一歩前進してきた」と強調。昨年の総選挙で共闘に難しい問題が持ち込まれる中でも「社民党が揺るがず野党共闘の大義の旗を掲げ続けたことは、日本の民主主義にとって大きな意義をもつものであり、心からの敬意を申し上げたい」と表明しました。

 志位氏はまた、「この共闘の流れを来年の参院選でさらに大きく前進させよう」と訴え、今回の社民党大会議案で、来年の参院選の「32の1人区については引き続き候補者一本化(各党間のギブ&テイク)を進める」と明記していることに、「大賛成です。全国32の1人区の全てで本気の共闘の態勢をつくりあげ、自民党を打ち負かそう」と呼びかけました。

 立民・枝野代表は「衆院小選挙区、来年の参院選1人区でしっかりと今の政治の流れを変える野党の候補者を一本に絞って勝ち抜きたい」と表明。民進・大塚代表は「参院選でも『できる限りの一本化』といわず、完全に一本化すれば間違いなく大きな変化が起きる」、自由・小沢共同代表は「市民と野党の結集が一番大事で、戦後最悪の安倍政権を打倒すべく力を合わせよう」と力を込めました。

 「市民連合」の山口二郎法政大学教授、「平和フォーラム」の福山真劫共同代表があいさつしました。

 (志位委員長あいさつ)


pageup