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日本共産党

2018年2月23日(金)

社会保障は人権、財源はある

全日本民医連総会始まる

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(写真)全日本民医連第43回定期総会であいさつする藤末衛会長=22日、広島市

 全日本民主医療機関連合会(全日本民医連、藤末衛会長)の第43回定期総会が22日、広島市内で始まりました。全国から約600人の代議員が参加しました。会期は24日まで。

 藤末会長はあいさつで、安倍政権の異常さは社会保障を人権ととらえていないことだと批判。「社会保障は権利であり、その財源は十分にあるとの認識を広げる運動が重要になってくる」と述べました。

 岸本啓介事務局長が運動方針案を提案。沖縄県名護市の辺野古新基地建設について「基地建設は1%くらいしか進まず、同市民の7割が建設に反対。基地建設を止めることは可能だ」と強調し、「全国の力で秋の県知事選に勝利しよう」と訴えました。

 「貧困や紛争がまん延する社会では健康権を守れない。命と人権の立場から二度と戦争はさせない」として、安倍9条改憲に反対する「3000万人署名」を全国で広げようと呼びかけました。

 討論では、東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨の現状を宮城、熊本、福岡の代議員が発言。格差・生活困窮による口腔(こうくう)崩壊の増加(北海道)や若年の孤独死(山梨)など、実践に基づく活発な発言がありました。

 日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員があいさつ。民医連は、“地域に根差す命のネットワーク”だと期待を表明し、「それを根本から破壊するのが戦争です。戦争をさせない大きな世論をつくっていこう」と強調しました。

 福島医療生協わたり病院の齋藤紀医師が記念講演し、広島市で被爆した小方澄子さんが体験を語りました。


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