しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月14日(水)

除雪遅々 弱者孤立

金沢 武田議員、住民要望聞く

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(写真)雪害調査を行う武田参院議員(右)と(左から)森尾、大桑、広田の各市議=13日、金沢市

 日本共産党豪雪被害対策本部・事務局長の武田良介参院議員は13日、記録的な大雪に見舞われた金沢市を訪れ、被害の状況や生活への影響を調査しました。森尾嘉昭、広田美代、大桑初枝の各金沢市議が同行しました。

 北陸地方を襲った大雪で、金沢市では今月7日に平年の6倍の87センチの積雪を記録。除雪が終わらないうちに再び雪に見舞われ、住民生活に大きな影響が出ています。

 13日も雪が降るなか、市場や医療福祉施設、市役所を訪れ状況を聞きました。

 城北クリニックでは医師やケアマネジャー、事務長、ヘルパーなどから状況を聞きました。大雪が続き生活道路の除雪が進まず、高齢者や障害者が家から出られずに孤立している現状が出されました。駐車場や道路の除雪が進まず職員自身の出勤も困難で、訪問介護の車が生活道路を通れずへルパーが歩いて訪問しています。「困っている人を助けてほしい」「せめて病院や公共施設周辺の除雪を早く」などと訴えました。

 近江町市場商店街では振興組合の江口弘泰事務長と懇談。幹線道路や国道の物流が途絶え鮮魚などが一時入らなくなったことや、市内でもビニールハウスの倒壊が発生し出荷への影響が懸念されるとの声が出されました。「観光客も減り、道路の除雪が進まずいつも来る地元のお客さんも買い物に来られない。十分な除雪対策をお願いしたい」と語りました。

 市役所で懇談した市の中川富喜危機管理監は、「対策費用は平年の6倍になる見通し。大雪が続き除雪が追い付かない。とくに幹線道路や国道の除雪対策を国にお願いしたい」と要望しました。

 武田議員は「住民の生活、命に関わる問題だが、除雪が十分進まない現状がわかった。除雪対策の強化へ国にも対応を求めたい」と語りました。


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