2018年2月14日(水)
オスプレイ 部品落下に抗議
沖縄 富川副知事が防衛局長らに
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沖縄県の富川盛武副知事は13日、中嶋浩一郎沖縄防衛局長と川田司外務省沖縄担当大使を県庁に呼んで、うるま市伊計島にオスプレイの部品が漂着した事故に抗議しました。
事故のたびに両氏を呼んで抗議してきた富川氏は「何度も同じことだが」と前置きし、「部品落下等が昨年7件、今年は2カ月で4件。異常としかいいようがない」とのべました。
今回落下した部品は縦70センチ、横1メートル、幅65センチ、重さ13キロ。「あれだけ大きな部品落下だ。すぐ分かったはずだ。迅速な通報がないのは、向こう(米軍)が大した事故だと思ってないからでは」と迫りました。
富川氏は航空機の緊急総点検とその間の飛行中止、事故報告が遅れた経緯を検証し公表するよう求める抗議要請文を手渡しました。
川田氏は「ニコルソン(在沖米軍トップの四軍調整官)に原因究明など具体的な話を聞けてない」、中嶋氏も「現時点で(米側から)説明がない」とそれぞれ答え、いまだ日本政府が米側から情報を得られていないことを明らかにしました。
富川氏は「(事故の)頻度、(米側の)対応といい、『異常』としか言葉が見つからない」と重ねて抗議しました。