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2018年2月3日(土)

ICAN事務局長との面会よりも 首相、会食を優先

被爆国の首相の対応か

 安倍晋三首相は先月、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長との面会を「日程上の都合」で断りましたが、面会希望日に自民党議員らと会食していたことが、各紙の「首相動静」に記録されていました。

 ICAN側は、フィン氏と首相の面会日程に1月16~17日中を希望していました。首相は1月30日の衆院予算委員会で、フィン氏との面会が実現しなかったことへの質問を受けて、「(フィン氏からの)面会要請については、ちょうどこれは私の外国訪問、バルト3国とバルカン諸国への訪問に、12日から17日までちょうど出張していた」「随分前から決まっていた」と強調しました。

 ところが「首相動静」をみると、首相は17日午後4時9分に羽田空港に到着。午後5時2分、都内の表千家東京稽古場(2番町)で催された新年茶会「初釜式」に、母親の安倍洋子氏と岸信夫自民党衆院議員、斎藤十朗元参院議長らと出席し、会食。午後7時13分に都内富ケ谷の私邸に到着していました。

 各国首相は核兵器禁止条約への賛否に関係なくフィン氏との面会を積極的に行う中、被爆国の首相とは思えない対応です。


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