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2015年4月22日(水)

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各国の食料自給率はどのくらい

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 世界の主な国の食料自給率はどれぐらいですか。(読者・山形県鶴岡市)


日本のみ低下の一途

図

 農林水産省の統計によると、各国の食料自給率(供給熱量ベース)は表の通りで、日本の39%は主要国で最低水準に属します。また、長期的に見ると、多くの国が高い自給率を維持しているか、自給率を高めているのに対し、日本は低下の一途をたどっています。

 政府は3月31日、今後10年間の農業政策の方向性を示す「食料・農業・農村基本計画」を閣議決定しました。「基本計画」は5年ごとに見直されます。2010年に決定された前「基本計画」は、08年度に41%だった食料自給率を22年度に50%へ引き上げる目標を掲げていました。新「基本計画」は、13年度に39%だった自給率を25年度に45%を目指すとし、目標を引き下げました。

 今日、気候変動の影響による食料生産の不安定化、新興・発展途上諸国での食料需要の急増、農産物市場への投機マネーの流入などで、世界の食料事情が不安定さを増しています。必要な食料がいつでも入手できる状況ではありません。食料自給率の向上は急務であり、国民に対する政府の責任です。

 (2015・4・22)


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