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2015年3月30日(月)

自給率低下 実態示す

紙氏「政府の姿勢問われる」

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(写真)質問する紙智子議員=26日、参院農林水産委

 日本共産党の紙智子参院議員は26日の農林水産委員会で、2010年に決めた食料自給率の向上を図る戦略作物(小麦、大豆)の生産実態を示し、政府の姿勢をただしました。

 10年の基本計画は「食料自給率の向上に向けて、二毛作により小麦の作付けを飛躍的に拡大する、大豆等の作付けを大幅拡大し、技術開発とその普及を通じた単収・品質の向上を推進する」としています。

 紙氏は、小麦、大豆の08年と13年の生産量を比べると増大するどころか後退しているうえ、輸入量が増えていると指摘。小麦、大豆を戦略作物に位置づけながら、なぜ生産量が後退したのかとただしました。

 林芳正農水相は、後退した要因をまともに答えることができず、生産対策、新品種の開発、排水対策に取り組みたいと述べるにとどまりました。

 紙氏は、農水省は農業者に対して意欲ある担い手、やる気のある担い手を強調するが、農業者に言う前に食料自給率を引き上げられなかった同省の姿勢が問われているとし、輸入や市場価格の動向を含めた分析と対策が必要だと主張しました。


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