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2015年1月24日(土)

沖縄新基地 重機を強行搬入に“民意無視”県民ら抗議

県内外から辺野古へ支援続々

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 日米両政府が新基地建設調査のための資材や重機の持ち込みを狙う沖縄県名護市辺野古の米軍基地(キャンプ・シュワブ)ゲート前は23日、張り詰めた空気に包まれ、「米軍新基地はいらない」との市民らの抗議行動が早朝から連続的に行われました。


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(写真)ゲート前で「基地いらない」と拳を突き上げる県議ら=23日、沖縄県名護市辺野古

 午前8時からは、泊まり込んだ市民のもとに、県内各地から駆けつけた県議や市町村議員ら60人以上が加わりました。「民意は示された 政府は県民の声を聞け 作業強行やめよ 県民は屈しない」と大きく書かれた横断幕を手にもつ地方議員。一人ひとりマイクを握り、「戦争につながる基地はつくらせない」「勝つまでたたかう」などと語りました。

 4人全員が参加した日本共産党県議団の嘉陽宗儀団長は、強行策をとる安倍政権について「全面占領下に戻った感覚に襲われる」と批判。復帰闘争を知る世代として「このたたかいも、主権者たる県民総立ち上がりのたたかいにしていきましょう」と呼びかけると、「よーし」の声と大きな拍手に包まれました。

 政府は午前11時ごろ、重機を積んだ大型トレーラーを、国道から基地の工事用車両専用ゲートへ強行搬入しました。米軍基地内に止めた大型バスなどから沖縄防衛局と警官がいっせいに道路を封鎖。搬入を阻止しようとする市民をごぼう抜きにしました。

 市民による「新基地断念まで座り込み抗議」はこの日で201日。ゲート前には「居ても立ってもいられません」と多くの人が駆けつけました。沖縄市から母親と一緒にきた女性(48)は「基地はいらない。民意を無視したやり方にも言い表せない怒りがあります。早く翁長知事の埋め立て承認検証チームが機能して、工事をストップさせてほしい」と話しました。

 全国からの支援行動も強まっています。午後2時には、千葉県年金者組合の35人が、ゲート前で座り込む市民を激励しました。


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