2015年1月15日(木)
辺野古新基地
桟橋工事中止させて
沖縄県に「県民会議」要請
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防衛省沖縄防衛局が同県名護市辺野古の米軍新基地建設に向けた海底掘削調査を強行しようとする中、政党や労組、平和団体でつくる「基地の県内移設に反対する県民会議」は14日、翁長雄志知事宛てに、フロート(浮具)や「仮設桟橋」の設置を防衛局に中止させるよう求めました。
要請で同「会」の代表は、「仮設桟橋」は約300メートル、幅17〜25メートルと巨大で、総量約2万3000立方メートルもの大量の石材が辺野古・大浦湾に投げ込まれると指摘。「石材の撤去は不可能で、とり返しのつかないことになる。『大型築堤』であり、実質的な埋め立て工事だ」と批判しました。
応対した県土木建築部の末吉幸満土木整備統括監らは「防衛局から協議申請は来ていない。あくまで仮設で撤去されるものだ」などと回答しました。
日本共産党の嘉陽宗儀県議は「新基地反対の翁長県政の姿勢に基づいて対処せよ」と求めました。渡久地(とぐち)修県議も「防衛局は15日にも作業を開始すると言っている。緊急に指導すべきだ」と述べました。
「うまんちゅの会」の具志堅徹県議は「『仮設』の言葉にだまされてはいけない。防衛局は撤去方法など示しておらず、辺野古の海は埋め殺されてしまう」と訴えました。