2015年1月15日(木)
春闘スタート 全労連・国民春闘が経団連包囲
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全労連と国民春闘共闘委員会は14日、東京・大手町で経団連包囲行動をおこないました。2015年春闘を本格的に開始する「春闘闘争宣言」行動に450人が参加。大幅賃上げや雇用の安定などの国民生活を守る諸要求を突きつけました。
今春闘で、全労連・国民春闘共闘は、誰もが月額2万円、時給150円以上の賃上げを掲げています。
マイクを握った国民春闘の小田川義和代表幹事(全労連議長)は、「実質賃金が下落し、貧困と格差が広がっている」と指摘。「巨額の内部留保の一部を取り崩し、労働者や中小企業に対して社会的責任を果たすべきだ」と強調しました。
全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連)プリントパック分会の大橋貴之書記長は、「会社は組合員に対し、低い賃金を提示し、『残業することが貢献だ』といっている。人間らしく働くためがんばる」と発言しました。
日本自治体労働組合総連合(自治労連)の中川悟書記長は、「消費税増税が財政を悪化させた。地域格差を広げている」と強調。全労連・全国一般資生堂アンフィニ分会の池田和代分会長は、「簡単に解雇される非正規雇用では、女性は輝けない」と訴えました。
経団連包囲に先立ち、大企業のビルが立ち並ぶ東京・丸の内をデモ行進しました。