2015年1月9日(金)
辺野古新基地中止を訴え
全国知事会議 沖縄・翁長氏
沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は8日、都内で開かれた全国知事会議に出席して就任あいさつしました。昨年11月の県知事選で同県名護市辺野古への新基地建設が争点になったことにふれ、「普天間基地の県外・国外移設、あるいは美しい大浦湾を埋めての新辺野古基地の建設はやめてもらいたいと訴えて当選した」と述べ、自らの公約をあらためて訴えました。
また、「基地の返還跡地利用で、税収も雇用も10倍から100倍の効果が出ている」と述べ、「いまや米軍基地が沖縄の経済発展の阻害要因であることが明らかになっている」と強調しました。
翁長知事はさらに、「国土の0・6%の面積の沖縄県に74%の米軍基地があることは理不尽だ」と述べ、「安全保障は全国的な課題だ。日本国民全体で考えていく必要がある」と過重な基地負担の解消を訴えました。
翁長氏のほか、福島県の新知事もあいさつ。全国知事会会長の山田啓二京都府知事は「全国知事会としても両県の重荷を認識し、支えていけるよう努力していきたい」と答えました。