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2014年12月11日(木)

再稼働進める安倍政権への痛打に

山下氏 11年ぶり北陸信越議席奪還を

福井、石川、富山

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(写真)藤野やすふみ候補(右)を国会へ、と訴える山下芳生書記局長=10日、金沢市

 日本共産党の山下芳生書記局長は10日、福井、石川、富山の北陸3県を駆け巡り、街頭から「安倍政権の暴走を止める力を持つのは、国民の立場にたってブレることのない日本共産党です。北陸信越ブロックで11年ぶりに日本共産党の議席を取り戻させていただきたい。日本共産党と書いてくださる方を広げに広げ、藤野やすふみさんを必ず国会に押し上げていただきたい」と訴えました。

 積雪の残る福井駅前。日だまりに聴衆の人垣がふくらみました。金沢市のめいてつ・エムザ前の歩道も聴衆の人垣でぎっしり。富山駅前では、帰宅中のサラリーマンも足を止め、聴衆の人垣がふくれました。

 原発が集中する北陸信越地域。藤野やすふみ候補は「今、原発ゼロをしっかりとかかげる党の議席が一つもない。この状況をなんとしても打ち破りたい。そうしなければ、みなさんの声が国会に届かない」と力説。再稼働と原発輸出を進める安倍政権を批判し、「北陸信越ブロックでの日本共産党の議席奪還こそ、安倍政権の再稼働路線に対する一番の反撃になります」と力をこめました。

 山下氏は、福島第1原発事故の惨禍が続いていることを指摘し、「“私たちの社会と原発とは共存できない”が3・11の一番の教訓ではないでしょうか」と問いかけると、聴衆から「そうだ」の声が返りました。

 原発ゼロ、再生可能エネルギーへの転換を訴え、「日本共産党とご一緒にこの道を進もうではありませんか。北陸信越ブロックで、共産党をどんと伸ばしてください」と呼びかけました。

 同日に施行の秘密保護法について山下氏は、「国民の目、耳、口をふさいで、勝手に戦争する国をつくろうというこの希代の悪法を、廃棄しなければならない」と強調。参院選躍進を受け、日本共産党が秘密保護法廃止法案を国会に提出したことを報告しました。


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