2014年11月13日(木)
沖縄知事選 勝敗決する「3日攻防」
オナガ氏支持 最後まで訴え
沖縄県知事選は13日、勝敗を決する「3日攻防」に突入します。「オール沖縄」の声を代表し、名護市辺野古への新基地建設ノーを訴えるオナガ雄志候補と、安倍政権とともに新基地を推進する仲井真弘多知事の両陣営は、1票を争う大激戦を展開しています。
「会社は仲井真支持だが、ウチナーンチュ(沖縄県民)として、オナガに入れる」(50代男性)。日本共産党の浦添市西支部での対話では、仲井真氏への県民の怒りと、公約を守るオナガ氏への期待が寄せられました。
新日本婦人の会県本部での対話では、創価学会員の80代男性が「娘が熱心な学会幹部だが、辺野古の海を埋め立てたら絶対にダメだ」と支持を約束。小学2年の子どもを持つ30代女性は「『戦争になるの?』と聞かれた。学校でも知事選が話題になっているようです」と語り、「父に連れられて行ったオナガさんの1万人集会(1日)にとても感動した。オナガさんに投票したい」と応じました。
沖縄県統一連の対話では、沖縄市の女性が、「基地はない方がいいけど、仲井真さんが考えを変えたのは、やむをえない事情があると聞いたのですが…」と悩んでいました。
「安倍首相が、日本をアメリカと一緒に戦争できる国にしたいと思い、沖縄県民も国民も負担を強いられているだけです。沖縄では保守の人や財界人も基地に反対しはじめています」と説明すると、「分かりました」と支持を約束しました。
一方、仲井真陣営は企業・団体しめつけをいっそう強化し、集票活動を展開しています。
仲井真氏を推薦する県農業政治連盟は12日、JA沖縄の全体支店長会が行われた会場で、県知事選「緊急決起集会」を開催。新崎弘光農政連会長らが「組織をあげて支援する」と仲井真氏の支持を訴えました。同日には自民党の中谷元選対委員長代理が那覇市内に入るなど、同党国会議員も連日、支援に入っています。
新婦人の対話で、ある男性は「仲井真陣営は自民党幹部と連日宣伝している。オナガさんも、もっと頑張ってほしい」と激励を寄せました。