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2014年10月31日(金)

府教育長パワハラ暴言

大阪 会見で「続ける」と居直り

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 大阪府で28日に可決された認定こども園条例改定案に対する府議会での答弁をめぐり、府の教育委員が中原徹教育長から威圧的な暴言をうけたと指摘した問題で、中原教育長は30日会見し、「教育長を続けさせていただきたい」と述べました。

 問題の暴言は、29日の教育委員会会議で立川さおり委員が文書を配って明らかにしました。文書によると21日、認定こども園の3歳児クラスの定員を25人から35人に引き上げる条例案に対する答弁調整の場で、立川委員が「3歳児の母親として、より少人数が理想だと思っている。うそは言えない」と述べたところ中原氏が途中で遮り、「課長が用意した通りに言えばいい。共産党に利用されるだけ。一緒にされますよ」と抑え込み、「誰のおかげで教育委員でいられるのか、知事でしょ」「課長や次長の首も飛ぶ。僕も自分のキャリアに傷がつく。損害賠償請求、告訴します。罷免要求出しますよ」と脅しています。

 中原氏と立川委員が30日、改めて話し合い、立川委員は「改善してもらいたい点をお伝えした」とのコメントを文書で発表。中原氏は「パワハラなどの違法な行為はしていないと認識している。指摘された点は改善していきたい」と述べました。

 中原氏は橋下徹大阪市長の大学時代からの友人で弁護士。橋下氏が知事時代に民間人校長として府立高校に着任し、卒業式での「君が代」斉唱口元チェックで批判を浴びました。2013年4月、松井一郎知事が府教育長に登用しました。


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