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2014年9月5日(金)

リニア中央新幹線問題

共産党議員団が調査

長野 建設予定地首長らと懇談

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(写真)柳島村長(右から2人目)の説明を受ける、(右から)辰巳参院議員、(1人おいて)石坂県議=3日、長野県大鹿村

 日本共産党国会議員団のリニア中央新幹線問題プロジェクトチームは3日、リニア中央新幹線・長野県区間の現地調査に入りました(5日まで)。辰巳孝太郎参院議員(同チーム事務局長)と、党長野県議団(石坂千穂団長)らとの合同です。

 JR東海は8月26日、環境アセスメントの発表と同時に工事実施計画を申請する強引なやり方で、10月着工を強行しようとしています。

 長野県分は92%がトンネル構造です。3日は大鹿(おおしか)村と中川村で調査しました。大鹿村では四つも造られるトンネル(非常口)が、大規模で危険な活断層(中央構造線)を貫きます。1日約1700台もの工事用大型車両が生活道路を十数年にもわたり“占領”します。柳島貞康村長はJR側の強引なやり方に「怒っている」と言い切りました。

 「日本で最も美しい村」連合に加わる大鹿村。村長自らの案内で、大規模変電施設予定地などを視察しました。

 村はリニア促進の立場をとってきましたが、柳島村長は「変電所ができると、鉄塔によって“大鹿村の顔”と言える景観が傷つく。非常に悲しい」と述べ、「(リニア工事を)やらなければ一番いいんだが」と、苦境を率直に語りました。

 JRから、ルート外で「アセス対象外」として説明さえない中川村では、河ア誠副村長らと懇談しました。大鹿村からの大量の大型車両で自然・生活環境に大きな影響を与えるにもかかわらず、JR側は中川村との協定にさえ応じない姿勢。副村長は「工事実施ありきだ」と、憤りを隠しませんでした。


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