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2014年7月27日(日)

党都議団 「新国立」の景観調査

「環境との調和」と食い違う

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(写真)新国立競技場の基本設計について調査する(左から)大山、吉田、小竹、畔上の各都議=26日、新宿区

 2020年東京オリンピックで使用する新国立競技場(東京都新宿区)の基本設計説明書について、「周辺環境との調和」をうたった内容と実態に食い違った箇所があることが26日、日本共産党都議団(吉田信夫団長、17人)の現地調査で明らかになりました。

 日本スポーツ振興センターの説明書では、競技場の最高の高さは約70メートルとし、軒高も抑えて周辺の景観になじませると記載。隣接する聖徳記念絵画館前の都道からの視点で、正面の樹木に隠れて建物が見えないモンタージュ写真を掲載していました。

 共産党都議団は「樹木で見えにくい場所を選んだ写真ではないか」と考えて、現地調査を実施。吉田、大山とも子、徳留道信、畔上三和子、小竹ひろ子の各都議が新宿区の国立競技場青山門前でヘリウムガスを注入した風船にひもを付け、新競技場の予定する高さ近くまでその風船を揚げました。その後、一行が絵画館前都道の軟式野球場寄りの地点に移動して観察すると、揚げた風船が見えました。

 吉田団長は「場所を少し変えただけで、巨大な競技場が見えることが明らかになった。基本設計には恣意(しい)的な説明があり、再調査を求めたい」と話しました。


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