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2013年12月24日(火)

LCAC 騒音80デシベル超

長崎・西海市測定 辺野古新基地で運用想定

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 沖縄県名護市辺野古(へのこ)沿岸部への米海兵隊新基地建設に向け、政府が県に提出した公有水面埋め立て申請書で、新基地での運用をひそかに想定しているエアクッション型揚陸艇(LCAC)は、環境基準値(住宅地で日中50〜60デシベル)を大きく超える80デシベル超の騒音を発することが分かりました。

 米海軍LCACが配備されている長崎県西海(さいかい)市の測定結果から判明しました。辺野古で運用すれば、近隣住民への影響に加え、生態系への影響も深刻です。しかし、政府はこれに関する環境影響評価は一切行っていません。

 LCACは最近まで同県佐世保市の崎辺(さきべ)補助施設に配備されていました。昨年の測定結果を見ると、70〜80デシベルを頻繁に超えており、最大で88デシベルを記録していました。

 騒音や波しぶきに伴う塩害が相次いだことを受け、日本政府の「思いやり予算」で、西海市の米海軍横瀬貯油施設に新たなLCAC駐機場を建設。今年3月に移転しました。

 しかし、同市の測定によると、6月14日に横瀬沖で80デシベル超を記録しました。60〜70デシベル超も目立っています。

 加えて、九州防衛局は佐世保市に対してはLCACの運用を事前通知していましたが、西海市移転後は事前通知を廃止。船舶の事故を心配する地元住民から怒りの声が相次いでいます。


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