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2013年11月28日(木)

辺野古埋め立て不承認を

沖縄 名護市長意見 知事に提出

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(写真)市長意見を川上副知事(右)に提出した稲嶺名護市長(左)=27日、那覇市の沖縄県庁内

 沖縄県名護市の稲嶺ススム市長は27日、米軍普天間基地(宜野湾市)にかわる新基地建設のための同市辺野古沿岸部の埋め立てに断固反対し、承認しないよう求める市長意見を仲井真弘多(ひろかず)県知事に提出しました。比嘉祐一市議会議長が同席しました。

 県庁1階ロビーでは100人以上が出迎えました。「沖縄県民の思いを伝えて頑張って」と熱い激励を受けた稲嶺市長は、「知事には市民の思いを真摯(しんし)に受け止め、適切な判断をしてほしい」と語り、川上好久副知事に意見を手渡しました。

 稲嶺市長は、県選出・出身の自民党国会議員5人全員が安倍政権の圧力に屈して「県外移設」公約を翻し、普天間基地の辺野古「移設」を容認したことにも言及。「最近の状況を大変、危惧している。知事はこれまで厳しい口調で県外を求めてきたことを踏まえ、後世の歴史に耐えうる判断を」とのべ、埋め立て不承認を重ねて強調しました。

 意見提出後、記者団の取材に応じた稲嶺市長は、自民党県連も「辺野古容認」に転じたことにふれ、「県民の負託を受けた議員が公約を翻せば、県民は誰に思いを託せば良いのか」と痛烈に批判しました。

野党4会派が緊急声明発表

 沖縄県議会の日本共産党、社民・護憲ネット、県民ネット、沖縄社会大衆党の野党4会派は27日、仲井真知事に国の辺野古埋め立て申請を不承認にするよう求める緊急声明を発表しました。

 声明は、名護市長意見について、「辺野古『移設』に断固反対する名護市民の強い決意が示された」と強調。仲井真知事が選挙公約で「辺野古移設は不可能」と主張してきたとして、「公約は重い。選択は『不承認』以外にないと県民は確信している」としています。


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