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2013年9月25日(水)

堺市長選 竹山修身候補の訴え(要旨)

市民の話聞き、市民目線で

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 大激戦のまま29日投開票が迫る堺市長選で、広範な市民におされる現職の竹山修身候補の住民に心を寄せた訴えが共感を広げています。要旨を紹介します。


写真

(写真)演説会で支持を訴える竹山修身市長候補=23日、堺市東区の日置荘(ひきしょう)小学校

 私は堺が好きなんです。生まれ育った堺で仕事がしたいと、4年前に市長に立候補しました。

「都」構想あかん

 市長になったときは「維新の会」も、「大阪都」構想も全くなかった。裏切り者だと一部から言われていますが、市民を裏切ってはいません。橋下(徹大阪市長)さんとたもとを分かちましたが、市民を裏切ることだけは絶対にしたくないと当時から言ってきました。

 橋下さんに「都」構想に入ってくれと言われたときに、あかんと即座に言いました。堺は歴史的、地理的、文化的にも一体なんです。それを(人口)30万人ぐらいが適正だからと30万にまとめる。それでいいのでしょうか。(『都』構想推進のための)特別区設置協議会に堺が入ってしまったら、政令指定都市として今後発展していけない。ムダな作業ばかりさせられて、何のプラスもありません。

 この堺のまちをどうしていくか、そのことを市長選の争点にしたい。その争点は「堺・3つの挑戦」です。一昨年3月、市民のみなさんの話を聞き、有識者と議論をして3つの挑戦を練り上げました。

 1つは子育てのまち堺。子どもをしっかり育てていくまち、それはお年寄りにも優しいまちです。中学校3年生までの子ども医療費助成、小中学校全学年の教室にクーラーを入れる、こういうことをやっていきたい。

 2つ目は歴史伝統のまち堺です。仁徳陵(大仙古墳)をはじめとする、百舌鳥(もず)古墳群に世界から人が来てもらう。(近隣の)9市4町のみなさんと一緒に観光ブームづくりを訴えていきたい。

 3つ目はものづくりのまち堺です。注染和晒(ちゅうせんわざらし)やお線香、そして包丁。世界に誇れる堺のものづくりをこれからもしっかりと成長させる。

 3つの挑戦をつくったときに東日本大震災が起こりました。安全、安心のまち堺を大事にしていかんとあかん。地震発生から津波が堺に到達するまでの100分間に、周りのお年寄りや体の弱い人と一緒に逃げる。それをまち全体でできるようにしていきたい。そのために日々のお祭りや防災訓練などで地域の結びつき、連帯をつくっていくことが大事なんです。そんな地域と地域のつながりが強い堺市を二つや三つに分断できますか。

 4年前、市民目線で堺市を総点検すると申し上げた。LRT(次世代路面電車)計画に425億円。堺東の再開発ビルに350億円の計画をストップしました。

堺のことは堺で

 私は市民の税金は1円たりともおろそかにしたくない。私の給料は20%カット。退職手当は全廃しました。公用車、交際費は一切ありません。今一番やりたいことは、こうした行政改革の効果を、市民のみなさんに還元することです。

 堺はひとつ、堺をなくすな、堺のことは堺で決める。これからも政令都市として頑張っていきますので、ぜひともよろしくお願いします。


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