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2013年6月15日(土)

オスプレイ八尾訓練 政府への提案

そろわぬ言い訳

橋下市長「知事と行っている」

松井知事「政党幹事長として」

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 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、沖縄の米軍普天間基地に配備されたオスプレイの飛行訓練の一部を大阪府八尾市の八尾空港に移転する検討を政府に提案した問題で、「大阪市長がなんで言えるのか」という批判が高まっています。

 橋下氏は12日、こうした批判について「(僕は首相官邸には松井一郎)大阪府知事と一緒に行っている。府知事は府域行政の責任者。府知事という地元の代表が政府に要請しているのが重要なところだ」と“反論”しました。6日の首相官邸への松井氏の申し入れが知事としてのものだと強調したのです。

 しかし、松井知事が7日、地元の頭越しに提案されたことに怒る八尾市長にたいし、「今回の発言は知事としてではない。政党幹事長としてのものだ」との詭弁(きべん)で苦しい言い訳をしていたのは、大阪では周知の事実です。

 13日、記者が府秘書課に「(6日の行動は)府知事という地元の代表が政府に要請したという認識か」と問い合わせると、担当者は「そういうことではない」と否定。「(松井氏が)6日、官邸に行ったのはあくまでも政務。公務ではない。維新の幹事長として行かれた」と府の公式見解を語りました。

 橋下氏は13日、「(松井氏は)知事である以上、知事じゃないとは言えないんじゃないか」と語りましたが、「府市統合」を語る前に詭弁ぐらい調整してはどうでしょうか。(藤原直)


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