2013年5月17日(金)
道路計画問い住民投票
東京・小平 見直し賛否確認へ
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東京都小平市で16日、市民の直接請求にもとづく都市計画道路の是非を問う住民投票(26日投票)が告示されました。都総務局によると、条例にもとづき実施する住民投票は都内で初めてです。
住民投票は、同市の中西部を南北に貫く幅36メートルの都道「小平都市計画道路3・2・8号線(府中所沢線)」計画について、見直しが必要かどうか市民の意向を確認するもの。市民7000人余が直接請求し、3月市議会で条例を可決(日本共産党などが賛成)しました。市は4月の臨時議会で、住民投票の成立要件を「投票率50%以上」とし、50%未満の場合は開票しない規定を加える条例改定(日本共産党は反対)を行いました。
この日、直接請求に取り組んだ市民グループが市役所前で「道路建設で中央公園の雑木林が切られ、住民も220世帯が立ち退きさせられる。いま道路を造る必要があるのかみんなで考えよう」「都市計画道路はこれまで住民の意見を聞かずに進められた。これを機会に住民の意見を反映させる道筋をつくりたい」と訴えました。
日本共産党市議団と森住孝明都議予定候補も宣伝し、「住環境を壊す36メートル幅の道路計画は必要ない。計画見直しに『○』をつけよう」と訴えました。
投票率が50%を超えた場合、27日に開票します。