2013年4月14日(日)

大型店・ＴＰＰ…懇談

まちづくり会社・ＪＡと山下氏

（写真）懇談する（右から）山下、金田、西本、大畠、辻の各氏＝13日、兵庫県丹波市

　日本共産党の山下芳生書記局長代行・参院議員は１３日、兵庫県丹波市での演説会に先立ち、ショッピングセンター「ゆめタウン氷上（ひかみ）」の運営会社・タンバンベルグの辻康信代表取締役、ＪＡ丹波ひかみの大畠良樹専務理事と懇談しました。

　同センターは、丹波の商売人のまちづくり会社で地元主導でつくってきたもの。ところが地域では規制緩和で大手系大型店の進出が相次いでいます。辻氏は「もう少し早く規制をかけてほしかった」と語りました。

　山下氏は、大店法の廃止による規制緩和に反対したのは日本共産党だけだったと指摘。「以前は大型店と中小商店の共存共栄を目指すという発想だったのに、いまは大型店の出店と撤退が野放し。地域の皆さんの安心して住み続けられるまちづくりの努力を無にするようなやり方は許せません」と語りました。

　大畠氏は、丹波は稲作が基幹産業、小規模農家を守りたいと発言。安心・安全な農作物の提供や、地域を守るためにも環太平洋連携協定（ＴＰＰ）には「これからもぶれずに断固反対でやっていきたい｣と述べました｡

　山下氏は「ＴＰＰは地産地消、日本の文化、地域経済を壊す。雇用・労働者にかかわる問題でもあると訴え、みんなが自分の問題として考えられるように発信していきたい」と語りました。

　日本共産党の金田峰生参院兵庫選挙区予定候補、西本嘉宏丹波市議が同席しました。