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2013年1月20日(日)

体罰なくす討論と共同

日本共産党府委書記長よびかけ

大阪

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 大阪市立桜宮高校のバスケットボール部の男子生徒(17)が体罰を受けて自殺した問題で、日本共産党大阪府委員会は19日、学校から体罰をなくす府民的討論と共同をよびかける柳利昭書記長の談話を発表しました。

 談話は、亡くなった男子生徒の冥福を祈るとともに、学校と教育委員会が徹底した事実調査と解明を行うことを要求。肉体的苦痛を与える教師の体罰は暴力行為そのもので、「教育者として許されない行為」だと指摘し、憲法と子どもの権利条約の立場からも、学校教育法(第11条)でも体罰は禁止されており、「体罰についての基本的な認識をもつことが大切だ」としています。

 いま必要なことは「体罰を容認する姿勢を改め、学校から体罰を一掃するとりくみをすすめること」だと指摘。学校での徹底した民主的な議論、保護者との話し合いを行い、教育行政の役割は教育条件整備や学校でのとりくみを支えることにあるとしています。

 今後、学校教育に持ち込まれた「勝利至上主義」など、体罰の土壌となっている問題に踏み込み、高校「多様化」など競争主義的な「教育改革」についての抜本的な見直しが必要だと強調。橋下徹市長が政治権力を振りかざして教育に乱暴に介入し、同校の教育全体を否定し、教職員の総入れ替えや体育科入試中止を押し付け、従わなければ予算を執行しないなどと強弁していることに対して「問題を混乱させ解決を妨げることになる」と批判。学校の再建や今後のあり方などは、学校関係者の議論と合意を尊重して進められるべきだとしています。


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