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2012年11月24日(土)

主張

都知事選

宇都宮氏で「やさしい東京」を

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 1300万人の首都の代表を決める東京都知事選が総選挙公示直前の29日に告示され、総選挙と同じ12月16日の投票でたたかわれます。石原慎太郎前知事の“都政投げ出し”にともなって行われる選挙です。「人にやさしい東京をつくる会」の宇都宮けんじ氏(日本弁護士連合会前会長)、石原知事側近として悪政を推進してきた猪瀬直樹副知事らが立候補します。日本共産党は宇都宮氏を支持し、都政転換のため、広範な都民と手を取り合って力を尽くします。

「自民型」政治と対決

 石原前知事時代の13年は就任直後に「なにがぜいたくかといえば福祉」と公言し極端な社会保障切り捨て政策をすすめる一方で、大型開発優先の「鉄とコンクリート」政策を推進してきました。「日の丸」「君が代」を教育現場におしつけ、憲法を否定し日本の侵略戦争を賛美する数々の超タカ派的暴言を繰り返すなど日本の右傾化の先導役となってきました。

 東日本大震災と福島原発の重大事故があっても原発を推進する姿勢をまったく変えなかったことなども都民の怒りをかいました。

 都知事選は、くらしを破壊し、平和、民主主義、人権を敵視する都政を大本から転換するのか、それを継続するのかの対決です。宇都宮氏は作家、学者、弁護士など幅広い都民と日本共産党など六つの政党・会派の支持を受けています。これにたいし石原前知事から後継指名をされた猪瀬氏は、これまで石原都政を支えてきた自民、公明両党、「日本維新の会」、みんなの党などの支持を受けています。都政の転換を願う幅広い都民と「自民党型政治」をすすめる勢力との正面対決の構図です。

 宇都宮さんが掲げる「4つの柱」は、幅広い都民が賛同し共感を広げています。第1の柱「東京から脱原発をすすめる」は、「原発ゼロ」を願う都民の願いに正面からこたえたものです。電力大消費地の東京で脱原発をめざす都政が実現すれば、再生可能エネルギーの普及促進をはじめ「原発のない社会」に向けた大きな一歩になることは間違いありません。

 第2の柱「誰もが人らしく生きられるまち」は、石原都政が全国最低水準に落とし込んだ福祉・医療を立て直す方向を明確にしています。第3の柱「子どもたちのための教育を再建」は、管理・統制・競争でゆがめられた教育現場を大本から変えるものです。子どもへのあたたかい教育は、いじめ問題解決にもつながります。

 第4の柱「憲法のいきる東京」の実現は、平和外交の重要性を首都から日本全国と世界に発信することに貢献します。

力を合わせて都政転換

 貧困問題に長くかかわり、原発被害者の救済にも深く関わってきた人権弁護士の宇都宮氏は、これらの政策を実現できる資質と力を持ち合わせている抜群の候補者です。都民に苦難を強いる消費税引き上げ反対の姿勢も鮮明です。

 歴史的な総選挙での首都東京のたたかいと、同時に行われる都知事選の結果は、都民のくらしはもちろん日本の政治にも大きな影響を与えるものです。

 日本共産党は総選挙での躍進をめざすとともに、都民との大同団結で宇都宮氏の勝利の一翼を担い「人にやさしい東京」を実現するために力を尽くします。


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