2012年6月12日(火)
伊方原発再稼働に反対
愛媛 県庁包囲・デモ
|
伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働を許さないと約1300人が10日、県庁の包囲行動とデモを行いました(主催・伊方原発をとめる会)。
「会」の草薙順一事務局長は「人類と原発は共存できません。政府は、再稼働ではなく、原発廃炉を選択するべきです」とあいさつしました。
参加者は同県庁前で、「伊方原発はいらないぞ」など数十分にわたりコールしました。同市の大学生(22)は、通行人にシール投票を呼びかけながら参加しました。「原子力か自然エネルギーかを選択する質問では、原子力はゼロ票でした。原子力は人間にも環境にも良くないという意見が多かった」といいます。
大分県から参加した3人の子どもの母親(34)は放射能の影響を考え、昨年、茨城県日立市から避難しました。「茨城では放射能の話がしにくくつらかった。子どもたちがのびのびと生活できる当たり前の社会になってほしいです」と話しました。
「ふる里を返せ」と書いたジャケットを着た松山市の男性(62)は、「不便になったとしても、いくらでもがまんするけん、未来のためにも原発はいらない」と語りました。
集会で、日本共産党志位和夫委員長、社民党福島瑞穂党首、新社会党松枝佳宏委員長からのメッセージが紹介されました。
伊方原発をとめる会などは11日、同県庁で各団体からの要請書を中村時広知事宛てに申し入れをしました。