2012年5月31日(木)
“日米安保 なくしたらいい”
党大阪府委 沖縄県人会連合会と懇談
党の外交ビジョンたずさえ
日本共産党大阪府委員会は30日、志位和夫委員長が全国革新懇総会で講演した内容を収録した「しんぶん赤旗」号外「日米安保条約をなくしたらどういう展望が開かれるか」(外交ビジョン)を携え、大阪市大正区の大阪沖縄県人会連合会を訪れ、嘉手川重義会長と懇談しました。
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対話に共感広がる
勝田保広副委員長、わたなべ結衆院大阪3区予定候補、小谷三鈴前府議が参加しました。
冒頭、「日米安保条約はなくしたらいいと思っています。なくした後、自分たちの国をどうするのですか」と嘉手川氏が質問。勝田氏は「赤旗」号外を開き、「安保条約をなくしたら、どういう展望が開かれるか」を紹介。(1)米軍基地の重圧から日本国民が解放される(2)アメリカの“戦争の根拠地”から、憲法9条を生かした“平和の発信地”に大きく変わる(3)日本の経済主権を確立する確かな保障がつくられる―と三つの展望を紹介。「安保条約が抑止力にはなっていなくて、あること自身が非常に危険です」と強調しました。
「沖縄では“ゆくし(うそ)力”というんです」と嘉手川氏が発言し、「その通りです」と勝田氏が応じ、共感が広がりました。
軍事同盟がいまや米国中心の四つ、加盟国人口が世界人口のわずか16%しかないと話すと、「そうですか」と驚く嘉手川氏。非同盟と話し合いによる平和外交が広がっているとの指摘にうなずき、「沖縄が復帰して40年たっても何も変わっていないのはおかしい。米軍基地の74%が沖縄にあることがうそだという人もいます。もっともっと多くの人に知らせてほしい」と話していました。