2012年5月24日(木)
米軍機爆音 苦情広がる
離着陸訓練 厚木基地を視察
田村議員ら
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米原子力空母艦載機が米海軍厚木基地(神奈川県綾瀬市、大和市)で離着陸訓練を強行している問題で、日本共産党の田村智子参院議員と松本春男綾瀬市議、斉田道夫県委員会基地対策責任者らは23日、同基地を大和市側から視察しました。
同基地周辺では、FA18戦闘攻撃機が繰り返し離着陸し、爆音に通行人が耳を手でふさいでいました。
綾瀬市では同日午後8時の時点で、爆音の最大値は114・9デシベルを記録し、同市には約440件の苦情が寄せられました。
田村、松本の両氏は同市役所も訪問。基地対策課の森田純生課長は「これ(爆音)は異常です。日中はすごかった。苦情も今までにない数だ」と話し、田村氏に周辺地域の騒音と危険性を考えてもらいたいと訴えました。
大和市では午後7時時点で115・9デシベルを記録。「授業が聞こえない」「赤ちゃんが泣く」「がまんの限界だ」など285件の苦情がありました。
夜間離着陸訓練は2007年5月以降行われておらず5年ぶり。22日は午後9時9分まで行われました。23日は午前9時9分から開始されました。
田村氏は「人家や主要道路、鉄道の上を戦闘機が低空飛行する異常さを感じた。許せない」と述べています。