2012年5月23日(水)
リニア推進 改めよ
党県委が見解・提言 県に要請
山梨
![]() (写真)リニア推進転換を要請する(左から)うえむら、小越、花田の各氏=21日、山梨県庁 |
日本共産党山梨県委員会は21日、リニア中央新幹線建設について、推進からの転換を求める見解と提言をまとめ、横内正明知事あてに県の政策に反映するよう申し入れました。
同県では、中間駅建設場所の決定や環境影響調査の実施、リニア交通課のリニア交通局への格上げなど建設促進の動きが強められ、「県リニア活用基本構想」が今年度中にも策定されようとしています。
申し入れには、小越智子県議と、うえむら道隆衆院山梨1区予定候補、花田仁同3区予定候補が参加。志位和夫委員長が17日、南アルプス市での記者会見で建設反対の党の見解を発表したことも紹介し、「中間駅の周辺整備やアクセスなど(山梨県の)財政負担は計りしれない。県内経済への効果や、南アルプスへの長大山岳トンネル掘削の安全性なども検証されていない」と問題点を指摘しました。
提言を受け取った県リニア交通局の佐藤佳臣リニア推進課長は「県として推進する立場は変わらない」などと答えました。