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2012年5月17日(木)

橋下市長が「廃止」狙う大阪市音

夏のコンサート

命名権パートナー募集

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(写真)吹奏楽フェスタで演奏する大阪市音楽団=4月29日、大阪市内

 大阪市営の吹奏楽団「大阪市音楽団(市音)」はいま、7月の毎週金曜日に開く「たそがれコンサート2012」(全4回)のネーミングライツ(命名権)パートナーを募集(申し込み受け付けは25日まで)しています。

 「たそがれコンサート」は1950年に全国に先駆けて開催されました。市立中学、高校のブラスバンド部が市音とともに出演、夏の風物詩として、市民に親しまれています。総入場者数は毎年2万人におよびます。

 大阪市の橋下徹市長は、「財政支出削減」を理由に、「市音の来年4月廃止」を打ち出し、市職員である楽団員(38人)の「分限免職(公務員解雇)」を唱えています。

 市音は今回の命名権設定を「新たな財源を確保し、市民サービスの向上および地域経済の活性化を図るため」と説明しています。

 市音の出演料は、市民サービスの観点から収益を優先させないように条例で6万3000円までと定められています。橋下市長はこうした事情を無視し、収益を生まない市音の廃止を、7月の市議会に提案しようとしています。

 市音は90年近い歴史(23年誕生)を持ち、現在は地方自治体が保有する全国唯一の吹奏楽団です。主な活動は、市民向け無料コンサートや市立中学、高校のブラスバンド部指導(今年度は63校予定)などです。

 問い合わせ 大阪市音楽団 電話06(6947)1195


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