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2012年3月31日(土)

労組攻撃リストねつ造問題 大阪

「維新」大阪市議団 居直り会見

裏付け取ってないのに「落ち度ない」

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 「大阪市交通局と労働組合が組織ぐるみで(昨年秋の)大阪市長選に関与していた」と攻撃材料に使った市長選用リストがねつ造だった問題で、「維新の会」市議団の坂井良和団長らが30日、市役所内で記者会見しました。虚偽の資料をもとに労組を攻撃した「維新」に対する批判は市議会内でも強く、対応を迫られていました。

 「維新」の説明によると、当該労働組合(連合・市労働組合連合会)への確認はせず、市当局に照会した結果が判明していないにもかかわらず、杉村幸太郎議員は「信ぴょう性が高い」「交通局と労働組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるもの」と追及していました。

 会見で「維新」側は、市民にたいし「おわび」を口にしましたが、「調査に落ち度はない」「見抜くのは至難の業」と責任を否定。労働組合に確認を求めなかった点については、「調査に応じるわけがない」とし、「疑惑文書の真偽が確定しなければ質疑できないなら議員の自由な言論を阻害し、市民の真実を知る権利の障害になる」と居直りました。

 この問題で橋下徹市長はツイッターで組合攻撃を連打。直後の2月9日に市長の「業務命令」を出し、憲法違反の「思想調査」(職員アンケート)を実施しました。

 この日「維新」は、「組合は自らの自浄能力を発揮して…リストは誰が、何の目的で加工したのかを明らかにすべきです」などとするねつ造発覚前の組合への抗議文を掲載したビラ46万枚を商業紙に折り込んでいました。


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