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2012年3月27日(火)

基地細切れ返還困る

紙氏質問に北谷町長答弁

参院委

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(写真)意見陳述する野国昌春北谷町長=26日、参院沖縄北方特別委

 日本共産党の紙智子議員は26日の参院沖縄北方特別委員会の参考人質疑で、沖縄振興特別措置法と駐留軍用地返還特別措置法の改正に関連して沖縄県の米軍基地の跡地利用について質問しました。

 紙氏は、SACO(日米特別行動委員会)最終報告で返還合意されたキャンプ桑江99ヘクタールのうち60ヘクタール以上が未返還であることを指摘し、“細切れ返還”は自治体にとって利用計画が立てにくく、跡地利用を困難にしていると質問しました。

 参考人のキャンプ桑江を抱える北谷町の野国昌春町長は「返還には常に(基地の)『移設条件付き』が課題になっている。移設が実現しなければ返還しないという日米の約束が問題だ。“細切れ返還”では、まちづくりはできない」と答弁。同町のキャンプ瑞慶覧も含めて「まちづくりができる、まとまった形で返還してほしい」と訴えました。

 紙氏は「米空軍嘉手納基地も抱える北谷町では、戦闘機訓練の爆音被害も深刻なものがある」として、「政府は『負担軽減』と繰り返すが、(爆音の)『負担軽減』はされたのか」と聞きました。

 野国町長は「夜10時から翌朝6時まで(の制限が)まったく守られていない。早朝4時には戦闘機のエンジン調整の爆音が鳴り、住民の負担となっている」と告発。基地外で居住する米兵の実態も明らかにされておらず住民は「(米兵による)事件・事故の不安を抱えている」と述べました。


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