2012年3月15日(木)

２条例案撤回へ運動交流

大阪連絡会が代表者会議

　橋下・「維新の会」が狙う「教育基本条例」「職員基本条例」の制定を許さない大阪連絡会は１３日夜、団体・地域代表者会議を大阪市内で開きました。

　憲法違反の「思想調査」に怒りが広がり、橋下市長のデータ廃棄と謝罪、２条例案の撤回を求める世論が盛り上がっているなかで、熱心に討論しました。

　藤木邦顕子どもと教育を守る府民会議代表は、地域連絡会が府下４４行政区で結成され、署名は２３万６０００人を超えたと報告。「この変化は紛れもなく私たちの運動がつくりだしたもの」とのべ、１００万署名の達成をよびかけました。

　各団体が報告。志摩毅府高教委員長は、「不起立教員」が処分される一方で、卒業式に出席した「維新」議員たちが乱暴にふるまっている実態を告発。来賓紹介が終わると、式の最中に大きな足音を立てて退席したり、遅れてきた議員が壇上から写真を撮影したり、祝辞の際に「不起立教員がいる」と発言して保護者のひんしゅくを買っていると指摘し、「彼らに卒業式をよくする、教育をよくする考えはみじんもない」と批判しました。

　西淀川連絡会の代表は「地域を訪問し署名を訴えるなかで、『競争が必要』という人に、人間をどう見るのか、教育とは何なのかと対話を広げている」として、現在署名が１万３５０人分寄せられたと語りました。

　日本共産党の朽原亮府議、井上浩市議が報告しました。