2012年1月7日(土)
米軍上瀬谷・深谷施設 「早期返還めざす」
神奈川 畑野氏らに防衛局
防衛省南関東防衛局は6日、米海軍池子住宅地区(横浜市市域)への米軍住宅追加建設とは分けて、米海軍上瀬谷通信施設(同市旭区、瀬谷区)、深谷通信所(同市泉区)などの「早期返還の実現に向けて努力していく」と考えを示しました。
日本共産党の畑野君枝衆院南関東比例予定候補らの申し入れへの回答です。
この問題をめぐっては2003年以降の日米協議で、池子住宅地区の横浜市域に米軍住宅を追加建設することを条件に上瀬谷、深谷などの市内米軍基地を返還するという態度を取ってきました。これに党と平和団体は「住宅建設と基地返還は切り離すべきだ」と指摘。日米地位協定に基づき遊休化した上瀬谷、深谷の両基地の即時全面返還を求めてきました。
申し入れで、畑野氏が「上瀬谷、深谷と池子の問題はリンクしていないのか」とただすと、防衛局の担当者は「そうです」と認めました。畑野氏は「本当に早く返してほしい。県民は返還を待ち望んでいる」と訴えました。
国が追加建設を引き続き進めようとしていることには、首都圏の貴重な緑を破壊するなどとして建設中止を求めました。
申し入れには、党県委員会の岡田政彦書記長、宇都宮夕美子副委員長、白井正子横浜市議、志位和夫委員長秘書が参加しました。