2011年12月31日(土)
来年2月の沖縄・宜野湾市長選
伊波氏に出馬要請
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沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の安里(あさと)猛市長の病気辞職に伴い来年2月5日告示(12日投票)で行われる同市長選で、共産、社民、沖縄社大の3政党と与党市議、労組でつくる候補者選考委員会は30日、前市長の伊波(いは)洋一氏(59)に正式に出馬を要請しました。
選考委員会が伊波氏に要請した基本政策は▽垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備に反対し、普天間基地の即時閉鎖・全面返還を求め、新基地建設に反対▽沖縄県民に負担を押し付ける日米安保条約をなくし、平和友好条約の締結をめざす▽TPP(環太平洋連携協定)に反対し、消費税増税と医療・福祉・年金など社会保障制度の改悪に反対▽歴史教科書検定意見の撤回と教育の無償化▽脱原発―など10点。伊波氏は「要請を受けとめ関係団体、支援者らと相談して決めたい」と述べ、来年1月3日以降にも受諾する意向を示しました。
自民、公明両党も同日、選考委員会を開き、県議で自民党県連政調会長の佐喜真淳氏(47)に出馬要請し、その場で受諾。市長選は事実上の一騎打ちとなる見通しです。
伊波氏は2003年4月に同市長選に当選後、10年の県知事選に立候補するまで2期7年半、市長を務めていました。