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2021年8月7日(土)

“医療崩壊”受け止めよ

入院制限方針 田村政策委員長が指摘

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(写真)記者会見する田村智子政策委員長=6日、国会内

 日本共産党の田村智子政策委員長は6日、国会内で記者会見し、新型コロナウイルス患者の入院制限方針をめぐる政府の混乱ぶりについて、「“医療崩壊”が始まっている。入院が必要な人が入院できないという現実を重く受け止めて、病床・療養施設の確保、医師・看護師の確保のために専門家、医療関係者の協力を求めて、対策を立てなければいけない」と強調しました。

 田村氏は、政府の入院制限方針をめぐって、与野党から方針撤回が求められ、厚生労働省の通知資料が何度も書き変わる事態になっていると指摘。混乱の原因は、入院・治療ができず、救える命が救えないという“医療崩壊”が既に始まっていることを、政府が認めず、入院制限を「病床確保のため」などとごまかし続けていることにあると主張しました。田村氏は「“医療崩壊”が起きているもとで、世界最大のイベントである五輪を続け、パラリンピックもやって、ホテル、医療従事者を使い続けるつもりか。いいかげん、国民の命と向き合い、まともな感染症対策を行うべきだと強く求めていきたい」と述べました。


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