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2018年1月28日(日)

きょうの潮流

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 日本の春はここからはじまる―。それをうたい文句にした沖縄・名護のさくら祭りが今年も開かれています。56回を数える一大イベント。子どもたちの笑顔に街も華やぎます▼まだ肌寒いなか、早咲きのカンヒザクラをめでながら歩く人びと。幸せな生活や街の発展を願う気持ちは、だれの胸にも。家族連れの男性は「自分も妻もここで生まれ育った。子どもにもここが好きでいてほしい」▼陽光きらめくサンゴの海、辺野古。多様な生物が息づく美(ちゅ)ら海にはいま、クレーン船が浮かび、黄色いオイルフェンスが張られ、護岸工事が進められています。この宝の海が壊され、米軍の強大な基地がつくられたら…▼命や暮らしを脅かす基地はもういらない、米軍や国の言いなりにはならない。テント村の座り込みは5千日をこえ、基地のゲート前でも埋め立て工事に反対するたたかいが日々つづいています。そのたゆまない姿に名護の、沖縄の現状が映されています▼きょう告示の名護市長選。3選をめざす稲嶺ススムさんの訴えは鮮明です。市民にやさしく健全な市政を推し進めるとともに、新基地は絶対につくらせないと。相手候補は安倍政権丸抱えでカネや権力むき出しの選挙戦。しかも、基地推進を隠すという卑劣さです▼このまま基地とともに生きるのか、みんなが安心して住める名護や沖縄をつくるのか。すべては次代をになう子どもたちのために、と稲嶺さん。共同する市民とオール沖縄。名護と沖縄、そして日本に春を呼ぶたたかいです。


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