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2018年1月26日(金)

きょうの潮流

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 朝食は、パン派ですか、ご飯派ですか。昼食の弁当も兼ねたご飯派にとって、米屋で精米した新米が楽しみです。おかずがいらないほどおいしく、主食は米だと改めて思う瞬間です▼農家が懸命に続ける米づくりをテーマにしたのが映画「ごはん」です。監督は「百姓のせがれ」という安田淳一さん。「見終わった後ご飯が食べたくなった」と評判で、自主上映が広がっています▼故郷から東京でOLとして働く一人娘・ヒカリに届いた父親の訃報から、物語は始まります。途方に暮れるのは30軒から預かった1万5000坪もの田んぼ。父の農作業を手伝った青年・源八がヒカリに頼み込みます。「秋の収穫まで助けてください」と▼映画は、出穂(しゅっすい)までのヒカリの奮闘だけでなく、遺品の麦わら帽子から分かった父の娘への思い、青年の淡い恋心も描きます。ロケ地はいま農民連京都府連会長を務める父親の農地です。「田園風景は自然の風景でなく、百姓が何代もたたかって残してきた風景なんです」と安田監督▼来年1月に結成30年を迎える農民連。「アグリビジネスの利益のため、家族経営を否定し、日本の農業と食料を切り捨てるアベノミクス農政。怒りは農村部こそ渦巻いている」と吉川利明事務局長。運動の飛躍を誓う合言葉は「持続可能な農業と農山村を保障する農政の実現を」▼政治と農政を変える“共闘の時代”です。「ごはん」上映も活用して農村社会を支える保守層も交えて日本農業と国民の食糧と健康を守る共同を、広く深く。


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