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2018年1月25日(木)

障害児学校に設置基準を

国会議員に署名提出

「めざす会」 7万6583人分

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(写真)署名を提出する「障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」のメンバー(右)と受け取る吉良参院議員=24日、国会内

 「障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」は24日、国会内で請願署名集会を行い、各党各会派の国会議員に7万6583人分の署名を提出しました。

 障害児学校は設置基準がなく、障害児学校の児童数が増えているのに学校増設はほとんど進んでいません。カーテンで教室を仕切る、調理室を教室にするなどの教室不足・過密化は深刻です。

 めざす会の佐久美(さくみ)順子会長は「文部科学省は、“障害に応じた柔軟な対応をするために設置基準を設けない”と回答していたが、設置基準がないためにたくさんの問題が出ている。この問題を多くの人に広げたい」と語りました。

 障害児学校の保護者や教員が「マンモス校化し教室が足りない」「教育の格差をなくして」など訴えました。

 茨城県の女性は、娘が通う学校は開校当初は在校生が180人だったのが410人に増えたと話し、「教室が過密化して先生が生徒に寄り添うことが難しくなっています。障害児学校にだけ設置基準がないのは差別ではないか」と憤りました。

 埼玉県の女性は「調理室やプレイルームが一般教室に転用されている。これでは特別支援学校の機能を持っているとはいえない」と話しました。

 日本共産党の吉良よし子参院議員があいさつし、署名を受け取りました。


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