2018年1月20日(土)
小学校上空の飛行に抗議
翁長知事「米軍は否定するなら証拠を」
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沖縄県の翁長雄志知事は19日の定例会見で、宜野湾市の普天間第二小学校の上を米軍ヘリ3機が飛行した問題について「『最大限、可能な限り、小学校の上は飛ばない』と説明したが、わずか1カ月で破られた。極めて残念というか、憤りというか、もう何十回、何百回使った言葉で言うたびにきついが、とんでもない状況だ」と語りました。
米軍は、小学校上空を飛行した事実はないと否定しています。このことについて「防衛局が設置したカメラがあり、監視員もいて『これは間違いない』という状況だ。米軍が『そんなことはない』というなら、ぜひともレーダーの航跡データ等も公表して客観的に証拠を示さないと言葉だけで通り越してはいけない」と述べ、米軍の言い分は信用できない考えを示しました。
日本政府に対しても「防衛局も自らの監視カメラの結果を県民、国民に報告したのだから、今までのように『当事者能力がない』ではなく、毅然(きぜん)とした態度で後退することなく対処いただきたい」と述べました。
名護市の稲嶺ススム市長がパンダ誘致に言及している問題について翁長知事は「可能性の熟度は高いと思っていた。その実現性が出てきたら、ご一緒してやりたい」と語りました。