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2018年1月18日(木)

中学運動部 週休2日

スポーツ庁が指針 指導員の配置も

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 スポーツ庁は16日、中学校の運動部活動に関する有識者会議(座長・友添秀則早稲田大学教授)を開き、休養日や練習時間などにかかわる運動部活動(部活)のガイドラインの骨子を示しました。

 骨子では▽学期中の平日と土日に各1日以上、計週2日以上の休養日を設ける▽1日の活動時間は平日で2時間程度、休日では3時間程度にとどめる―ことなどを提言。教育委員会や校長に対して、これらを参考にして活動方針を策定するよう求めています。

 骨子で示された休養日と練習時間の目安は、1997年に中学生・高校生のスポーツ活動に関する調査研究協力者会議がまとめた調査報告書の「休養日等の設定例」と同程度のものとなっています。

 骨子は、教員の負担を軽減するためとして、外部人材が指導する「部活動指導員」の配置を推進するよう求めています。同指導員制度は今年度からスタート。指導員は、学校外の大会の引率や部活の管理運営などを担います。来年度から予算の3分の1を国が補助する予定ですが、身分保障は不十分です。学校現場からは、人選によっては部活の過熱化をもたらすのではないか、と不安の声も上がっています。

 骨子は、全国大会を開催する日本中学校体育連盟(中体連)に対しては、学校単位による出場に限らず、複数校合同チームや1校複数チームも認めるなど大会運営の見直しを要望。市区町村教育委員会に対しては、生徒や顧問の過度な負担とならないよう、参加する大会数の上限の目安などを定めるよう求めています。

 ガイドラインは今年度内に正式決定されます。


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