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2018年1月9日(火)

成人の日 シールアンケート

安心して働ける社会ぜひ ブラックも格差もノー

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 成人の日の8日、東京都中野区の成人式会場前で核兵器、憲法、経済、原発政策などで「政治・社会に望むこと」を聞くシールアンケートを行いました。多くの新成人が「ブラックな働き方ノー」「経済格差なくして」にシールを貼りました。


写真

(写真)シールアンケートに応える新成人たち=8日、東京都中野区

東京・中野

 埼玉県で介護士として働く女性は「1日で2、3時間の残業が当たり前になっています。夜勤も月に7回、大変な仕事なのに手取りは月18万円。知らないうちに同僚が退職したことも。人手はなかなか集まらない」と話します。「まともな賃上げを実現し、8時間働けば普通に生活できる社会をめざす」という日本共産党の政策を紹介すると「本当にそうしてほしいですよ」とうなずきました。

 大学で学んでいる英語を生かした仕事に就きたいという女性は「長時間労働で体を壊したり、自殺したりする人の話をテレビでよく聞きます。労働条件に関する決まり事をしっかり守ってほしい」と話しました。

 中学校の理科教員を目指しているという女性は「人に何かを教えるのが楽しい」と期待を膨らませながら、「一番の不安は労働環境。『教員のブラック労働』という話を最近よく聞きます。安心して働けるような社会にしてほしい」。

 「安心して働ける環境と給料がもらえるかが気になる」という、大学で看護を学んでいる女性が「奨学金を借りて勉強しています。日本の奨学金は、基本は返済しなくてはならない。海外のように返済不要の奨学金にしてほしい」と話すと、隣にいた中学校の同級生の女性も「私立大学の学費は高い。理系になるともっと高い。奨学金を借りているので、ちゃんと返せるか不安です」と話しました。

 「核兵器をなくして」の項目に「当たり前ですよね」といってシールを貼る新成人が目立ちました。「北朝鮮のこともあるけど、核兵器があっていいことは一つもない」「核兵器や武力を使って世界や政治を動かそうというのは、旧時代のもの。核兵器は廃絶すべきです」という意見が出ました。

 憲法、原発については「よくわからない」「距離感がある」という声が多くありました。大学生の男性は「憲法に自衛隊のことを書き込むことは、本当に必要ならありかなと思うけど、日本は専守防衛のはず。侵略できるようにしてはいけないというのは前提ですよね」と話しました。


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