2017年12月24日(日)
切実な相談が次々来る
高知 くらしあったか村開く
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高知市の中央公園北口で23日、「『くらしあったか村』なんでも相談会」が開かれました。県労連や貧困問題に関わる市民団体など13団体でつくる実行委員会の主催。「派遣切り」などが相次いだ2008年末の翌年に始まり、今年で8回目です。
村長の谷脇和仁弁護士が「頑張ろう」と開村宣言。弁護士や司法書士らの協力も得て、相談に応じました。
この日は多重債務やパワハラなどについて15人が相談。39人が血圧を測定し、スタッフの助言を受けました。
炊き出しは、ご飯、豚汁、キムチなどが出され、行列ができました。
「とてもおいしい。おなかいっぱいです」と喜んだ女性(42)は「今後も続けてもらいたい」と期待を寄せました。
炊き出しを担当した県労連女性部の筒井典子書記長(54)は「昨年より来る人が多い。毎年、楽しみにしている人もいます。みんなに行き渡るようにしたい」と話しました。
構成団体の「こども食堂こうち」は親子の餅つき体験をしました。子どもが一生懸命、きねを振り上げると、歓声が上がっていました。