「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年12月13日(水)

保育園上空飛ぶな

米軍部品落下 父母ら声上げる 宜野湾

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)原因究明などを富川副知事(中央)に求める父母会のメンバーら(右側)=12日、那覇市

 沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園(神谷武宏園長)に米海兵隊大型輸送ヘリCH53Eの部品が落下したとみられる事故で、同保育園の父母会は12日、県と県議会に嘆願書を提出しました。

 父母会の保護者らは「保育園上空は日米で合意された米軍ヘリの飛行ルート外だ」と指摘。同様の事故を二度と起こさないためにも「事故の原因究明と再発防止」「原因究明までの飛行禁止」「普天間基地に離発着する米軍ヘリの保育園上空の飛行禁止」を防衛省と米軍に働き掛けるよう求めました。

 応対した富川盛武副知事は「子どもたちが恐怖を感じ、心の傷を負っていることがよく分かりました。県としても早急に対応しなければならないと感じている」と述べ、父母会の要望に合った対応を約束しました。

 嘆願書には、保護者の声をまとめた文書が添えられました。

 保護者らは「そもそも保育園の上空を飛ばなければ事故は起きない」「子どもが外で遊んで何事もない、米軍機から物が落ちてこない当たり前の日常がほしい」と訴えました。

 同席した神谷園長は「電話で連絡してきた防衛局に対し、事故の原因と今後の対応を文書で説明するよう求めたが断られた」と明かし、対応を改めさせるよう求めました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって